ホスラブに写真が載り会社での信頼を失う

正直なところ、ホストクラブとかにそう興味があった方ではありません。お金の無駄遣い、というイメージが強いんですよ。
なので昔OLしていた頃も、同僚に誘われてもかなり無視してたのは事実です。加えて仕事以外にも、趣味が忙しかったということもあります。 結果、付き合いが悪いと言われても、まあ無視していたんです。
でもある時、取引先の関係で接待の後に、ホストクラブに行くことになってしまったんです。

何でまた、それほど大きな役職についてもいない、しかもその時の取引にもそれほど大きな役目を果たしていない自分に、二次会を設定してくれたのかわかりません。
女性だからということで、気を使ってくれたにしても、こう言っては申し訳ないのですが、小さな親切大きなお世話という気持ちにもなりました。 でも断りきれずに、人生最初のホストクラブ経験となったのです。

イメージしていたのとあまり変わらなく、ホストの接待もまあ悪くないなという程度で、それなりに会話などは楽しめました。
接待の一環と言うことで、結構良いホストクラブを予約してくれていたのですね。そういった意味ではホストたちも、あまり崩れた感じのしない男性が多かったのは好印象でした。
参考にと接待相手に、どうやってこういった場所を見つけたのか聞いてみたら、女性社員に聞いたということでした。
それってセクハラになりませんか、とか返して大笑いになった一幕もありました。
会話を楽しむ、適当にリラックスできるということに関しては、かなり満足したと言えますね。
でも自腹を切って、と言うまでは行かないなというのが、正直なところでした。
若い男性としゃべるのも楽しかったのですが、逆に話を合わせてあげたりもしたので、気疲れしてしまったというのも事実だったのです。

まあそれはそれで終わったのですが、後日ちょっと面倒なことになりました。
ネットに詳しい友人、仕事先は別の子から連絡が入って、ホストラブで名前が晒されているというのです。
ホストラブってそれ何、というほどそういった関係に疎かった自分ですが、彼女の説明で掲示板だということがわかり、とりあえず見に行ったのです。
そうしましたら何と、真面目なふりしたおばさん実はホストと豪遊、って感じのスレッドが立ってました。
実名晒されていましたし、どうやって撮ったのかあの接待の時のホストクラブでの写真まで載ってました。
それも多分、あのセクハラがどうのという会話で、全員大笑いになっていたときのものです。ホストは数人来ていましたし、接待相手の会社の人2人も男性でした。
なので写真だけ見ると、自分が5人位の男性を侍らしているように見えたのです。
正直何が起きているのかまだ、はっきりわからなかったのですが、一体誰がこれをという疑問がまず湧いてきました。

写真を撮った方向からして、第三者的な目線でした。なので、他の客の席からと見るのが、正しいようでした。
ホストクラブはかなりいい評判のところだというのは、ネットでググってわかっていました。なのでクラブの人間がというのは、まずなさそうでした。
かなり汚いことが欠かれていた掲示板を、それでもしっかりと読んでいくと何となく方向性が見えてきました。
これは、このスレッド立てた人はかなりホストクラブに詳しく、しかも自分のこともよく知っている人、ということでした。
でも唸っている間に、話も拡散していったのです。

会社内の連絡網に、このスレッドのアドレスが紛れ込まされて、何気にそれを開いた人が何人かいたのですね。
結果、会社内での自分の評判がガタ落ちすることになったのです。上司からの呼び出しも喰らいました。
もちろん正直なところ、接待の一環でということも話し、男性の中の2人が取引先の会社の社員であることも確認してもらいました。
しかしこういった席に安易に行ってしまったということで、叱責されたのも事実です。
正直怒りも感じましたね。男性が接待でクラブなどに行くのは当然のことで、でも女性がホストクラブはけしからんと言うことですよね。
男女差別も甚だしい、という気持ちにもなりました。

しかしこれのおかげで、実際に社内での自分を見る目が変わってきたのも明らかでした。
幸いだったのは、こういった時にかなり起きる迷惑メールなどが、あまり来なかったことです。受信拒否程度で済んだのは、不幸中の幸いでした。
後出来たことと言えば、自分は何も悪いことはしていないのだからと、人の噂も何日かだと、冷静を装うことだけでした。
しかしそれも限界が来ました。このスレッド立てたのが、どうやら以前からホストクラブに誘ってくれていた同僚だということが、判明したからです。
かなり仲良くしていたはずなのにどうして、という気持ちと、もう誰も信用ができないという気持ちが、まぜこぜになってしまったのです。
正直、鬱になりました。会社の仕事はきちんとやっていましたし、意地でも人付き合いもこなしていました。
でも帰宅すれば、どうにもやりきれない気分が募って夜も眠れず、精神科のお世話になること1年位でした。

社内の空気はそれほど悪くなかったものの、スレッドを立てた女性を見ると怒りと悲しさと悔しさで、爆発しそうになっていました。
でもここで爆発したら自分の負けと、必死に踏ん張ること数年、その彼女が退職してくれてやっと気持ちが治まってきました。
それでも今でもあれを思い出すたびに、人間不信に悩まされる後遺症が残ってしまいました。
何でホストラブなどという掲示板に、名前が晒されるようなことになったのか、今でもわかりません。
そして彼女が何故そんなことをしたのかもわからない、というのが最も大きなストレスとなって未だに残っているのです。